赤あざ(血管腫)
生まれつきある表面が平らな単純性血管腫と、生後1週ごろから現れる表面が盛り上がったいちご状血管腫が代表的。赤い色に選択的に反応する色素レーザー(ダイレーザー)で治療をします。
このレーザー光は深くまで届きにくい性質があるため、皮膚深部におよぶ赤あざの治療には限界があります。
茶あざ(扁平母斑)
平らで淡褐色のあざで、気にならなければとくに治療の必要はありません。気になるようなら、Qスイッチルビーレーザー(ルビーレーザーは、黒い色(メラニン)に対して選択的に反応し、組織を破壊します。また、Qスイッチとは、瞬間的に強力なパワーをだすスイッチ・システムをいいます)やQスイッチアレキサンドライトレーザー(黒い色(メラニン色素)に選択的に反応するレーザー。病変部に見えるもの(茶あざ、しみ)、青く見えるもの(青あざ)にも、使用できます)で治療します。しかし再発しやすいので、根気よく治療をつづける必要があります。
青あざ(太田母斑)
片側のひたい、まぶた、ほおにかけてできる青色の色素斑です。生後まもなく発症する場合と思春期になって現れる場合があります。QスイッチルビーレーザーやQスイッチアレキサンドライトレーザーの治療が有効で、3~6か月おきに数回の治療で完治します。
ほくろ(母斑細胞性母斑)
メラニン色素が皮膚で異常に増殖したものです。色は褐色から黒色で、表面が盛り上がったものと平らなものがあります。治療の基本は切除術です。切り取った組織は、必要に応じて悪性の疑いがないか検査をします。平らで小さなものはレーザーで取り除くこともありますが、医師の診断によります。
あなたへのひとこと
レーザー治療直後は軽いやけど状態なので、軟膏を塗ります。かさぶたがはがれ落ちたあとは、紫外線による色素沈着を起こしやすいので、日焼け止めクリームを。お化粧は、1週間後ぐらいから可能です。
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