亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)

どんな病気?


 甲状腺に炎症が起きる「甲状腺のかぜ」のような病気で、ウイルスが原因だろうといわれています。中年の女性に多くみられます。ほかの人に感染する心配はありません。

症状


 全身がだるく、発熱します。甲状腺に痛みのあるしこりができて、右、左と移動することがあります。軽い痛みから強い痛みまでさまざまです。
 一時的に甲状腺ホルモンが多くなり、動悸や息切れ、汗を多量にかくなど、甲状腺機能亢進症(内分泌(ホルモン)・代謝の異常)の症状がでます。

治療


 症状が軽い人はようすをみます。痛みがある人には、抗炎症剤(症状の強さにより非ステロイド系かステロイド剤)を投与します。一過性の甲状腺機能亢進症は1~2か月つづきますが、その後、自然に機能は正常にもどり、数か月で病状はおさまります。

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