大腸ポリープ(だいちょうぽりーぷ)

どんな病気?


 大腸の内腔にできた粘膜の突起物で、粘膜の細胞が増殖した腫瘍の腺腫と、そうでないものがあります。腺腫型は一部ががんになる可能性を持っていて、ポリープが無数に発生し、家系内に集団的にみられる「家族性ポリポーシス」では、高い確率でがん化することがわかっています。

症状


 肛門から出血することがありますが、症状がないことが多く、集団検診などで偶然発見されたりします。

検査


 大腸X線検査、内視鏡検査を行い、腺腫らしいときは、内視鏡で組織を採取して病理組織検査を行います。

治療


 放置してよい場合もありますが、腺腫型は、がん化する可能性があるので、内視鏡を用いて切除します。ポリープにがんが見つかっても、摘出すれば治療は完了します。ただし、治療後も定期的に大腸検査を。家族性ポリポーシスでは、大腸の切除を考えます。

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