貧血が原因で、舌が真っ赤になることが(ひんけつがげんいんでしたがまっかになることが)

 一般に貧血になると、歯肉や唇の粘膜が白くなりますが、逆に、舌が真っ赤になるという場合もあります。
 そんなに多くはありませんが、これは舌の表面の突起である糸状乳頭と茸状乳頭が萎縮してしまい、表面が赤く平らな舌になる赤色舌という舌炎です。口角炎口腔乾燥症をともなうこともあります。
 これは、全身の病気の症状の一つとして起こるもので、鉄欠乏性貧血によるものです。
 鉄の欠乏がさらにひどくなると、食べ物が飲み込みにくいという嚥下困難をともなうようになります。これをプラマー・ビンソン症候群といいます。
 どちらも鉄剤による治療が必要です。巨赤芽球性貧血の場合は、ハンター舌炎といい、ビタミンB12の欠乏による悪性貧血なので、ビタミンB12の注射で改善します。

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