卵管がん(らんかんがん)

注意したい年代


50代、60代。

どんな病気?


 卵管に発生する非常にまれながんで、女性性器がんのわずか1%程度です。大半が、50~60歳代に発症します。

症状


 初期は無症状ですが、進行すると、水様の多量のおりものや不正出血、下腹部の痛みなどが現れてきます。
 超音波やCT検査などで検査をしますが、診断が困難で、卵巣がんの疑いで手術をしたら、卵管がんだったというケースがほとんどです。

治療


 基本的には卵巣がんと同じで、子宮と両側の卵管卵巣切除、リンパ節をきれいに除去するリンパ節郭清、大網(胃から垂れ下がった腹膜の一部で、横行結腸と小腸のあいだをおおう膜)切除をしたあと、抗がん剤を追加します。
 5年生存率は、卵巣がんとほぼ同じです。効果的な予防法はありません。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

関連するキーワード

卵管がん がん 卵管 女性性器がん 無症状 おりもの 不正出血 下腹部痛 腹痛 おなかが痛い 子宮切除 子宮を取る 卵管卵巣切除 リンパ節郭清 大網切除 抗がん剤
ベビカム医学大辞典
powerd by babycome