乳房のおもな病気(にゅうぼうのおもなびょうき)

 乳房のおもな病気には、炎症、腫瘍、乳腺症などがあります。炎症(乳腺炎)は、いろいろな原因で乳管がつまって管内に分泌物がたまり、分泌物の刺激やそこに細菌が感染して起こる病気です。腫瘍は細胞の増殖により乳房にしこりができる病気で、良性の乳腺線維腺腫葉状腫瘍乳管内乳頭腫などと、悪性の乳がん、肉腫があります。乳腺症はホルモンのアンバランスによって起こる病変です。
 乳房にできるしこりの多くは良性のもので、大半は治療の必要はありませんが、乳がんと区別のつきにくい場合も。病院でしっかり診断を受け定期的に経過をみてもらいましょう。

しこりのできる場所


嚢胞は乳管の一部がふくれてできます。乳管内乳頭腫は、乳管の中にできる乳頭状のしこりです。乳がんは、ほとんどが乳管(一部は小葉の中)の壁の細胞からできて、まわりに広がり、不規則な形のしこりをつくります。乳腺線維腺腫や葉状腫瘍は、小葉からできるしこりです。線維腺腫は卵形や球形が多く、葉状腫瘍の多くはでこぼこしています。

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