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生後7ヶ月。喘鳴(ゼロゼロ)が続いています。

子育て期(生後5~9ヶ月)の相談

Q439:生後7ヶ月。喘鳴(ゼロゼロ)が続いています。

7ヶ月の長女の喘鳴(ゼロゼロ)のことで相談です。0~1ヶ月のころ、痰がからんだような咳き込みをしていました。ひどい時は10秒から20秒息が止まりチアノーゼが出ることもありました。病院では「喉頭軟化症」と言われました。成長とともに息が止まる程ひどい咳き込みはなくなってきたのですが、6ヶ月の頃に熱が出てから鼻水とゼロゼロが続き、かかりつけの先生からは「聴診器で聞くと音がにごっている。結構ひどいゼロゼロだよ。本当は保育園もずっと休ませたほうがいいんだけど。また熱がでて寝られないくらい咳き込むことがあると思うよ。」と言われました。このゼロゼロは風邪が治ればおさまるのでしょうか? それとも喉頭軟化症の影響があるので、それが治るまではおさまらないのでしょうか? 2008/6/27
加部一彦先生
基本的には直接拝見しないとわかりません。「喉頭軟化症」の程度によっては、それだけでゼロゼロが長期間続いたり、風邪などをきっかけに、いったん良くなっていたゼロゼロが再び悪くなる事があるからです。また、4歳未満の子どもたちでは、風邪を引いた際にゼロゼロ(喘鳴と言います)を伴う事は珍しい事ではありません。これは、気管支が構造的に細い(身体が小さいためです)事や、よだれなどの分泌物が多いため、さらに風邪気味の場合には、鼻水なども加わって、なおのことゼロゼロが強くなる傾向があるからです。このようなゼロゼロを治療する必要がある(薬を飲み続ける必要がある)のか...と言う事が問題ですが...個人的には、薬でこの時期の子どもたちのゼロゼロを完全に治すことは難しいのではないかと考えています。発熱や激しいせき込み、鼻水がひどいなどの症状がある場合は別として、おっぱいの飲みや発育に関係なさそうであれば、薬を飲まずに様子を見るのもひとつの考えだと思います。

先生のプロフィール

埼玉医大総合医療センター新生児科教授、小児科医。新生児集中治療室(NICU)で、主に早産のために小さく生まれたり、生まれてすぐに何らかの病気をかかえ、入院となった赤ちゃんのお世話を生業としている他、医療安全や病院建築など幅広い領域に関心を持って活動中。すでに社会人となった3人の息子達とはSNSで情報交換したり、時には飲みに行ったりと、「オトナの付き合い」ができる様になった事を喜んでいる。著書に『新生児医療は、いま』(岩波書店)、『障害を持つ子を産むということ』(中央法規出版)など。
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