まず気を付けたい胃腸炎
〇ノロウイルスに感染した人のふん便や吐ぶつに注意
流行は毎年11月ごろから2月。乳幼児や高齢者の間で流行するので、この時期に避難した場合は、注意しないとあっという間に自分や子どもに感染するかもしれません。
流行時の乳幼児や高齢者の下痢便および吐ぶつには、ノロウイルスが大量に含まれていることがあるので、おむつは専用の容器に必ず捨てるようにします。
〇避難所内のトイレで気を付けること
靴を履いたままで、居住エリアに入らないこと。トイレで汚染されたスリッパなどを介して感染してしまいます。土足禁止の徹底を。
清潔を保つ努力をして
〇水道が使えない⇒手指消毒薬を!
災害時は水道が止まって清潔な水が使えないことも十分考えられます。そんな場合には、アルコールを含んだ手指消毒薬を使ってください。
手指消毒薬の洗い方も覚えましょう。
まず、指先から消毒するのがポイントです。次に手のひら、手の甲、指の間にすりこみます。さらに洗い残しの多い親指も。手首までは塗らない人もいるかもしれませんが、手首にもきちんと塗ってください。乾燥するまですりこみます。
〇お風呂に入れない⇒ウェットティッシュを!
体はタオルやウェットティッシュで拭くだけでも、ずいぶん違います。陰部は不潔になりやすいので、お湯があれば洗ったり、拭いたりします。
また、赤ちゃんは短時間でもおむつを外して、お尻を乾燥させましょう。
※ただし、赤ちゃんや小さな子どもは皮膚がデリケートなため、ウェットティッシュのアルコール成分でかぶれることがあるので、注意します。
〇替えのおむつがない⇒タオルを多めに!
救援物資のおむつが足りないことも想定されます。そんなときは、タオルで代用して使い捨てるなどの工夫を。防災バッグの中にタオルを多めに用意しておくと安心ですね。
避難しているときは、感染症に「うつらない」ことはもちろん、「うつさない」ように行動することも大切です。
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