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5mのガーゼで止血…!陣痛より痛かった産後のトラブル【出産体験談】

お産には誰にでも思わぬトラブルが起こる可能性があるものですが、「まさか私が!?」というような事態になると驚いてしまいますね。今回は、お産の直後に「膣壁血腫」という珍しいトラブルが発生した妊婦さんの体験談を紹介します。

2019-08-21更新

驚く助産師

お産は順調だったのに…!超痛い産後トラブル「膣壁血腫」に

これは私が第1子出産直後に見舞われた痛~いトラブル「膣壁血腫」のお話です。
40週4日の早朝に娘が生まれました。母子手帳に書かれた所要時間は約14時間、平均的な分娩時間で、陣痛→入院→破水→分娩→誕生…と流れもごく普通のお産でした。

仕事を終えてから夜中の出産に付き添ってくれた夫は、産後すぐに仮眠のため帰宅することに。私は分娩台でしばらくそのまま休んでいたのですが、だんだんと下半身が痛くなってきました。「会陰切開したし、その痛みかな?」と思っていたのですが、どうもおかしい…。痛みが徐々に増してくるのです。

その痛みは圧痛(圧迫に際して生じる痛み)のような感じ方で、お産の時に赤ちゃんが股に挟まっている時の痛みに近いと思います。痛みはどんどん強くなり、やがて陣痛を超えるような痛みになってきました。しばらくうめきながら耐えていると、様子を見に来た助産師さんが異変に気付いて内診してくれました。
険しい顔でもう一人の助産師さんをすぐに呼んで、2人で私の股を見るなり「これヤバいかも…先生を呼ぼう!」という会話が聞こえたあたりで、私の記憶は飛び飛びになりました。気づけば腰に麻酔を打たれて、傷口を縫合されているようでした。

後で先生から聞いた話では、お産の時に赤ちゃんに押されて産道の静脈が破損。大きい血豆のような状態になってしまい、それが周りを圧迫して、とてつもない痛みを生み出していたようです。

この「膣壁血腫」は、年間数人しか出ない事故のようなものだそうで、産後の超痛いトラブルの1つらしいです。私の場合はかなり傷が広く、2度の縫合で5m(!)のガーゼを詰める処置で何とか止血できましたが、その後、会陰切開の抜糸と共にガーゼをお股から引き抜かれる痛みはなかなかのものでした…。膣壁血腫自体は滅多に起こるものではありませんが、比較的安産なお産でも起こるそうです。

産後しばらくの間は痛みが続き、その後の経過も何かと情報が少なく不安でしたが、第2子の出産はほぼ無傷で済みました! 血腫経験ありで次のお産が不安な方に、こんな例もあるんだと、背中を押せたら幸いです。
(大阪府/ぽんぽんまま/30歳)
#妊娠40週 #初めての出産 #その他

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読んでいるだけで、「痛い…!」となってしまうようなエピソードでしたね。5mもの長さのガーゼを引き抜くなんて想像もつきません。2人目の出産では、同じようなトラブルがなかったのは何よりでした。

ベビカムでは、みなさんからの出産体験談を定期的に更新しています。

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