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帰省先など自宅以外の住まいでの子どもの事故に注意!

帰省先など、いつもと違う住まいでは、赤ちゃんや子どもの安全対策が不十分なことがあります。どのような事故が起きているか、実際に起きた事例を見ていきましょう。

2019-06-19更新

いつもとは違う環境での事故に注意!

子連れで帰省すると、いつもとは違う環境が原因で子どもがけがをすることがあります。

東京都が1月に就学前の乳幼児の保護者に行った調査によると、自宅とは異なる住まいでけがをしたり、「ヒヤリ・ハット」した経験があると回答した人は、5割以上にも上っています。

あると回答があった子どもの年齢は1歳代が最も多く、年齢が上がるにつれて、件数は減少していました。また、事例別では「転落」が最も多く、次いで「やけど」、「転倒」、「ぶつけた」、「はさんだ」が多くなっていました。

子どもから目を離さないことが大切

2019年4月に発表された、東京都生活文化局による『ヒヤリ・ハット調査 「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」』調査報告書によると、以下のような事故例が挙げられています。
【階段】
■夜、子どもが二階で寝ていたが、夜中に起きて階段から落ちた(1歳)。
【ドア】
■リビングの扉が、自宅にはないスライド式の扉で、自分で開けて指が巻き込まれはさまった。(2歳)。
■自宅の扉と違い閉まり方が急なので手をはさみそうになった(2歳)。
【お風呂】
■自宅には浴室内に転倒防止マットがあるが、祖父母宅にはなく、滑りやすいタイルで転倒して後頭部をぶつけた(1歳)。
【収納家具】
■ベッドの横に収納たんすがあり、夜中に子どもが起きたときにつかまり立ちをして、たんすの上にある荷物が倒れ落ちてきそうだった(0歳)。
【テーブル】
■机の天板の高さが自宅と異なり、子どもが下に入ることのできる高さなので、走り抜けようとしたら机の脚に顔面を強打した(1歳)。
【調理用具】
■自宅ではチャイルドロックをかけているが、実家にはないため、キッチンのシンク下の包丁の収納部の扉を開けて包丁を出そうとしていた(1歳)。
【冷暖房機器】
■自宅ではエアコンのみ使用していて、祖母の家で使用しているストーブは今まで見たことがなかったため、触ろうとしてしまった(1歳)。

普段、小さな子どものいない家では、家具や電化製品などの安全対策が十分にされていないことがあります。
帰省した時などは子どもから目を離さないようにし、危険なものを片づけるなど、周囲に協力をお願いして、事故を防ぎましょう。

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