育休は、自分とじっくり向き合える貴重な時間
育休期間は、仕事から離れ、家でわが子とゆったり過ごせる休暇であると同時に、家事育児に追われ、働いていた時とは違ったイライラやストレスを感じることも。終わってしまえば二度と戻ってはこない育休期間、あなたはどんなふうに過ごしますか?
「なんとなく育休」(なんとなく過ごす育休)をなくしたい—そんな思いから2018年に育休コミュニティ「MIRAIS」を立ち上げた栗林真由美さんのビジョンは、「子どもがいても、キャリアを諦めない女性を増やしたい」。IT企業に勤務する現役キャリアウーマンの栗林さんが、ベビカムのオンライン番組で、有意義な育休の過ごし方について語ってくれました。
大切な3つのポイントとは…
【1】今やらなきゃ!と思っていることは、本当に自分がやりたいこと? まず、自分に問う。
あれもこれもと進める前に…それは自分が心からやりたいことなのかを見極めましょう。「忙しくし過ぎた。子どもともっと向き合えばよかった」と後悔する人をたくさん見てきました。周りが育休中に資格を取ろうと勉強している、などの情報を聞くと焦りがちですが、それに影響されて「やった方がいいんじゃないか?」くらいの気持ちでやると、実は身につかないんですよ。自問自答した時に、即答で「Yes!」と答えられることにのみ注力してみて。満足度も上がるし復職後に役立つことが多いですよ。
【2】テーマを決めて過ごす。
子育て、仕事、自己成長、パートナーとのこと、なんでもいいから、最初に自分でテーマを決めるんです。例えば、「子どもとの時間を大切にする」と決めたなら、勉強や仕事に関わることをせずに、家事育児に没頭していたとしても、「充実してた!」と感じるはず。テーマに沿って過ごしたならば、自分の行動に罪悪感を感じず、自己肯定感や満足度がアップします。子どもの成長や自分の気持ち次第で、その都度テーマを変えてOK。
【3】お金を稼ぐ以外の理由で、なぜ働くのかを明確にしておく。
育休が明け、仕事が始まるとかなり忙しくなります。自分の仕事のことだけではなく、保育園登園に関わるさまざまなことが生じてくるからです。日々のトラブルに右往左往し、生活環境に参ってしまうことも。でも、保育園に子どもを預けてまでなぜ働くか、その理由が明確であれば、しんどくても踏ん張れます。
「仕事が好きだから」「社会と関わっていたい」「保育園の中にいることで子どもが成長するので、敢えて保育園に預けたいから」「離れる時間があった方が子どもにやさしくできるから」などなど、正解や不正解があるものではないので、自分が納得できればOK! 復職後は、日々の生活でいっぱいいっぱいになるので、考える余裕なんてありません。育休中にしっかりと考えておきましょう。
いかがでしたか?
育休という限られた時間、思い切り自分と向き合ってみてくださいね!
IT企業勤務。二児の母。本業をこなしながら、育休コミュニティ「MIRAIS」代表を務める。 現在倍率4倍・満席御礼のワーママ向け3ヶ月で子どもがいるからこそ理想のキャリアを築くワーママ新時代革命アカデミーを開講中。
関連情報