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コロナ・ストレスから子どもを守ろう! 今日から始められる「心のケア」

新型コロナウイルスの感染拡大防止のための先の見えない自粛生活で、気持ちが落ち込んでいるママも少なくないでしょう。子どもたちも例外ではありません。S O Sを見逃さず、家族でケアができるよう、子どものメンタルヘルスについての考察をご紹介します。

2020-04-28更新

子どもコロナ・ストレス

ストレスの要因となることは最小限にとどめる

休校や休園など大人だけでなく、子どもたちも不安で不自由な生活を送っています。今回は、WHOが最近発表した「コロナ感染拡大防止時のメンタルヘルスについての考察」より、『子育てハッピーアドバイス』の著者で精神科医の明橋大二先生が子どもに関する項目を抜粋し、記事にまとめてくださいました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

「休校や自粛の長期化」、「感染者数の拡大」、「給付金は出るのか出ないのか」

近ごろ、テレビやスマホ、あらゆるメディアが新型コロナウイルスで溢れています。しかも、そのほとんどがネガティブな内容です。こうしたネガティブな情報に繰り返し触れていると、必要以上に不安になったり、怖くなったりするものです。

ネガティブな情報が多い時こそ、そういった情報に触れる機会を最小限にすることが大切です。ニュースを見る機会は1日に1〜2回程度で十分。子どもがストレスや不安を抱えている時は、ニュースを見せないようにしましょう。できるだけ、ストレスとなる要因を取り除くことが大切です。

また、フェイクニュースなども報告されているので、国が発表する公式なものなど、信頼できる情報源から情報を得るようにしてください。事実や科学的な根拠に基づいた知識を得ることも、漠然とした不安を取り除いてくれます。

<参考>
厚生労働省
新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

新型コロナウイルス感染症に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

それは小さなSOS…子どものストレスサイン

子どものストレスや不安のサインは、いろいろな形で現れます。

代表的なものが、下記の5つです。

・親に甘える
・赤ちゃん返りをする
・わがままを言う
・いらいらする
・攻撃的になる

こうしたサインに気づいたら、可能な範囲でそれを受け入れましょう。子どもが抱える不安やストレスについて、率直に話し合うことで、落ち着くケースもあります。

子どもの不安やストレスを軽減するには?

万が一、子どもがストレスを溜めている、不安に苛まれているなどのサインを出していたら、一緒にストレスの原因を考え、可能ならば、そのストレスから離れる手助けをしましょう。子どものストレスを軽減するのに効果的な3つの方法をご紹介します。

・不安や恐れを表現する方法を見つける

不安や恐れなど、ネガティブに捉えられがちです。しかし、大切なのは、そういった感情をきちんと表現すること。遊びやお絵かき、身体を動かすなど不安や恐怖を表現する方法を子どもと一緒に見つけましょう。その手助けをするのです。安心できる環境で、自分の気持ちを表現したり、人に聞いてもらったりすることで、子どもの気持ちが安らいでいきます。

・親や家族などとできるだけ一緒に過ごす

子どもにとって、親や家族などの存在は大きな安心につながるもの。できるだけ、子どもと過ごす時間を多く取るようにしてください。どうしても距離を置かなければならないときは、代わりに適切なお世話ができる人を側に置きましょう。その際、電話やテレビ電話などで1日2回は、親や家族が子どもと連絡を取るようにしてください。

・新しい日課を作る

登園自粛や休校など、子どもが1日中家で過ごさなければならない時は、新しい日課を作るようにしましょう。学習のための時間を設けたり、一緒に料理をするなど、子どもが楽しめる活動をする時間です。日常生活のルーティンではない部分で人と接する時間を持てるようにします。これが、子どもの気分転換につながるのです。家族で新しい習慣を見つけてみるのもおすすめです。

 

ストレスの感じやすさは、育った環境や子どもの性格、そのときの体調によっても反応度合いはさまざまです。気負いすぎず、無理のない範囲で試してみてください。

不安や恐れは当たり前!ママたちも自分のケアを

子どもを守る立場の親や家族も、先行きの見えない不安を抱えています。ストレスがあって当たり前なのです。ですから、日ごろからご自身のケアも忘れずに行いましょう。ママが元気でいることは、子どもの幸せにもつながります。

<代表的なストレスケア>

・家族や友人と不安について話し合う
・趣味に打ち込んで気分転換する
・リラックスする時間を意識的に持つ など

大人も子ども我慢し、不安を抱えながら生活しています。ときには攻撃的になったり、八つ当たりしたりして、発散したくなることもあるでしょう。しかし、ネガティブな感情は循環してまた自分に返ってきます。事実は受け入れて、家族や周りの大切な人たちと希望を持って生活していきたいものです。

 

最後に

新型コロナウイルスは、誰もが感染する可能性があります。どんなに気をつけていても感染する可能性はゼロではありません。万が一、子どもたちの周りや学校などで感染者が出たとしても、非難するのではなく、思いやりを持って接するよう伝えましょう。悪いのは、その人ではなく、ウイルスです。

 

監修/明橋大二先生(真生会富山病院心療内科部長・精神科医)
児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長。病院での診療のかたわら、子育て支援を強く提唱し、年100回以上の講演を実施している。著書である『子育てハッピーアドバイス』(1万年堂出版)は、シリーズで450万部超。

 

参考文献:
https://www.who.int/publications-detail/mental-health-and-psychosocial-considerations-during-the-covid-19-outbreak

 

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