産後に気持ちが攻撃的になる「ガルガル期」。ママはみんな経験あり？

わが子を守る母性本能？やけに攻撃的になって…

無事に出産を終えてハッピーなはずなのに、夫や両親にわが子を触られるとイライラ。ちょっとしたことで感情が爆発したり、周囲にも当たってしまう…。そんな産後の状態は「ガルガル期」と呼ばれ、ママたち自身も感情のコントロールに戸惑うことが多いようです。

ベビカム相談室にも、「ガルガル期」に悩むママからの相談が、いくつか寄せられています。

「里帰り出産で2人目なのですが、実家の家族にわが子を触ってほしくない、全部自分でお世話したい、と思ってしまいます。上の子も一緒に里帰りしていますが、上の子の事も自分でしたいと思ってしまい、せっかくの里帰りなのにてんてこ舞いになっています」（子育て中さん）

「義理の両親と同居。みんなが赤ちゃんをかわいがってくれており、何かあるとすぐ助けてくれるのですが、私がガルガル期？産後うつ？のようでひとり空回っています。とにかく何でも自分でしたい、私から赤ちゃんを取り上げないでほしい、周りの手助けが煩わしい…」（レモンジャムさん）

これらの悩みに、実際にガルガル期を経験したことがあるママたちから、さまざまなコメントやアドバイスが寄せられました。

「1人目の時なりました！　誰にも子どもを触らせたくなくて、でもからだはしんどくて、すべて空回り。自分の異変に気づいた時には生後6ヶ月になってました。早い段階で症状に気付けてるなんてすごい!!　無理しないで、早く落ち着きますように」（まこまこまこさん）

「私もとてもイライラしていました。産後うつ気味だったのか、イライラ＆焦燥感が強かったです。栄養失調というか貧血、鉄不足だったみたいです。しばらくたっても収まらなくて、血液検査で知りました。1人目より2人目、3人目のほうが鉄不足になりやすいので、そういった気分障害も出てくるんじゃないかと思います。一度病院で相談してみてはいかがでしょうか。」（6627さん）

「赤ちゃんにとっては、みんなに愛情をかけてもらえるとても良い環境だと思います。今は窮屈に感じても、いつも子守りをお願いできる環境はとてもありがたいし、羨ましいことだと私は思います。ぜひ感謝しながら、時には自分の意見も伝えながら、良い関係を作って下さい！」（みほ太さん）

時間が経てば解決することが多いようですが、周囲に頼らずに自分を追い込んでしまうと、からだも休まらず心身がさらに疲弊してしまいます。周囲が子育てを助けてくれるありがたい状況であることも十分わかっているだけに、そのジレンマに苦しむママも少なくありません。

半数以上のママが「ガルガル期の経験あり」と回答！

では実際にどのぐらいのママが経験したことがあるのでしょうか？　「産後に“ガルガル期”があった？」とベビカムの「クイックアンケート」で聞いてみたところ、56.8％の人が「YES（=ガルガル期があった）」と答えました（投票受付期間：2019年11月29日～12月6日）。

約半数以上のママが「YES」と答えましたが、どのような状態だったのでしょうか？　以下のようなコメントがありました。

・実際に吠えてはないけど、すごく周りにイライラ（秋生まれさん）
・感情をコントロールする事が難しくて困りました。まとめて眠れるようになったら、少しずつ落ち着いてきたかも！（ぷえらさん）
・夫が海外なので、常に余裕ナシ。帰国中、余計な事しかしない夫には本当イライラでした（ネコプッチさん）
・清潔な手で赤ちゃんに触れてほしいと思っていました（ベビカムカムさん）

一方で「NO」と答えた人の中には、ある共通する理由も見られました。

・産後のからだの回復が遅かったので自分の回復に必死でした（ゲコ助さん）
・帝王切開の傷が痛くてそれどころじゃなかった（ネザコさん）

ママ自身の産後の体調がひどく悪い場合は、赤ちゃんのお世話を周囲に頼らないと乗り切れません。そのために「わが子に触ってほしくない！」と周囲にイライラすることは少ないかもしれませんね。

産後の環境の変化や、出産・子育ての疲れなどが原因とも言われるガルガル期。
産後はそういった状態になりやすいと自覚し、周囲にもあらかじめ説明しておくことで、少しでもストレスを軽減できると良いですね。

▼詳しくはこちら
ベビカムクイックアンケート：Q.産後に「ガルガル期」があった？