「卵アレルギーの子どもの予防接種」に関するお悩み
任意接種であるインフルエンザの予防接種は、子どもに受けさせるかどうか迷うママも多いのではないでしょうか。特に子どもに持病がある場合は、人一倍不安になるものです。今回の相談者(34歳女性)もそんな1人。
「もうすぐ2歳になる次女に卵アレルギーがあることがわかったのですが、インフルエンザの予防接種は控えたほうがいいのでしょうか?保育園から『10月から予防接種が始まるので、できるだけ早く受けるように』とのお手紙がきて…ネットで調べていると、インフルエンザワクチンの製造に鶏卵を使うという情報もあり、不安になりました」とのこと。
インフルエンザの予防接種と卵アレルギーの関係について、専門家に聞きました。
渋谷紀子先生(愛育クリニック小児科部長・アレルギー専門医)のアドバイスは…
まず、「インフルエンザワクチンは、鶏卵を使用してワクチンを製造しています。そのため卵の成分が混入していますが、きわめて少ない量なので、卵の加工品を食べても症状が出ないような、軽い卵アレルギーの場合は、接種しても問題ありません」と渋谷先生。
「ただし、ごく微量の卵を摂取しただけでアナフィラキシーを起こしたことがあるような、重症の卵アレルギーがある人は要注意者となりますので、接種を見合わせるか、専門医に相談してください」とのこと。
相談者のお子さんの年齢も踏まえたうえで、渋谷先生は「季節の流行や重症化を考えると、1歳を超えたら接種が勧められます。お子さんは間もなく2歳とのことで、重症でなければ接種した方が良いと考えられます」とアドバイスします。
回答では、そのほかのワクチンとアレルギーの関係についても解説しています。お子さんにアレルギーがあるパパママは、ぜひチェックしてくださいね。
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Q. 卵アレルギーがある子も、インフルエンザの予防接種は問題ない?
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