乳児用液体ミルクの製造販売の解禁を受けて、2019年にようやく日本でも液体ミルクが販売されるようになりました。
ベビカムリサーチで液体ミルクの使用についてアンケートを行ったところ、「めちゃくちゃ便利。外出時も液体ミルクがあれば怖いものなし!」(そうちゃんままさん)と発売を歓迎するママがいる一方で、「まだ発売されたばかりで与えるのに漠然としてるが不安がある」(すみこさん)、「保存料などの添加物が粉ミルクより気になってしまいます」(かずもんままさん)のように、安全面や衛生面を気にする声も多く寄せられました。
欧米では早くから普及している液体ミルク。常温保存でOK!
日本では発売されたばかりの液体ミルクですが、欧米ではすでに1970年代から普及しており、粉ミルクより液体ミルクの方がシェアが大きい国もあります。
液体ミルクは、製造時の安全上の基準は粉ミルクよりも厳しく、無菌状態で充填した後に加熱滅菌されています。そのため、常温での保存が可能になっています。
常温のままでも飲む赤ちゃんが約8割
液体ミルクをまだ使ったことのないママが心配していたのが、常温のままで赤ちゃんが飲むのかどうかということでした。今回のアンケートでも「ミルクは人肌で飲ませるものだと思っていたので、常温の状態で赤ちゃんが嫌がらないのか心配です」(mansunさん)などの意見が多く見られました。
実際に液体ミルクを使ったママたちは、どのような状態で赤ちゃんに飲ませたのでしょうか?
アンケートで質問したところ、「常温のままで飲んだ」という回答が最も多く、およそ4人に3人の赤ちゃんは常温のままで液体ミルクをあげても飲むことがわかりました。
赤ちゃんは液体ミルクを飲みましたか?
※ベビカムリサーチ調べ 2019年6月実施
「飲まなかった」と回答した人は8.3%でしたが、その半数は母乳のみで育児している人でした。もしかしたら、赤ちゃんが液体ミルクを飲まなかったのは、哺乳びんから飲むことに慣れていなかったためかもしれません。
液体ミルクの安全性や常温で飲ませることに不安を感じている人も、一度試してみる価値はありそうですね。