
学童期、思春期は「心の問題」から、体の不調を訴えることもでてきます。
このころになると、病気に対する抵抗力もついてくるので、幼児期ほどひんぱんに病気にかかることは少なくなりますが、その反面、スポーツによるけがや事故などがふえてきます。
また学校や家庭、友だち関係の悩みから、体の不調を訴えることもでてきます。子どもが具合悪そうにしていたら、緊急性のある病気かどうかを判断する一方で、悩みや不安がないかも注意深く観察してください。
平日の朝、決まって具合が悪くなるときは「心の病気」を疑って
心の問題が原因で起こる体の不調には、1つのパターンがあります。
それは、微熱がでたり、頭痛や腹痛などを訴えるのは、決まって平日の朝や休みの夜などで、登校時間がすぎたり、休日の昼間はすっかり元気になっているというものです。こういったことがくり返し起こるようなら、子どもがなんらかの形で、心のSOSを送っていると考えてよいでしょう。
子どもが理由を話せるようなら、子どもの話にじっくりと耳を傾けてください。理由を話したがらないときには、担任や子どもの友人に、子どものようすを聞くことも必要です。ときには小児科医や専門機関にも相談して、体の不調によって、子どもがなにを訴えようとしているのかを考えてみましょう。
全身状態が悪い
①食欲がなく、好物にも手をださない。食べても飲んでもすぐに吐いてしまう。
②ふだんにくらべて顔色が悪い。表情に活気がなく、目もトロンとしている。
③苦痛や不快感から安眠できない。寝ついてもすぐ起きて苦痛を訴える。
④だるそうにしていて、すぐに自分から体を横たえて、ゴロゴロ寝たがる。
⑤はっきりとした痛みを訴えている。また、しだいに症状が強くなったり、あらたな症状が加わってきた場合。
ただちに病院へ
①高熱が続いてぐったりしている。
②けいれんを起こし、けいれんが5分以上続いている。
③ぐったりしていて、名前を呼んでもすぐに反応が返らないなど、意識障害を起こしている。
④息づかいが苦しそう、呼吸が浅くなったり深くなったり不規則であるなど、呼吸の状態がいつもとちがう。
⑤顔色が悪く、唇や爪が紫色になってチアノーゼを起こしている。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。