健診前でもこんな症状が現れたら病院へ(けんしんまえでもこんなしょうじょうがあらわれたらびょういんへ)

赤ちゃんが病気のときには、以下にあげる全身状態の異変があります。へんだなと思ったら、生まれた病院か小児科で受診を。

①38度以上の熱がでた


図「無題」
 発熱で多い原因はかぜですが、お母さんから病気に対する免疫をもらっている6か月未満の赤ちゃんが、かぜをひくことはあまり多くはありません。
 したがって、新生児期に高熱をだす場合は、肺炎(「肺炎」)や尿路感染症(「尿路感染症」)、髄膜炎(「髄膜炎」)など、大きな病気が心配です。赤ちゃんのきげんが多少よくても、すぐに受診をしてください。赤ちゃんの病気は大人とくらべて重くなりやすく、赤ちゃん特有のトラブルもあります。できれば小児科専門医にみてもらいましょう。

②退院後も体重がまったくふえないときや、どんどん減っていくとき


図「無題」
 体重のふえが悪くても、母子健康手帳にある成長曲線に沿っているなら問題ありません。しかし体重がふえない、減っていく場合には慢性疾患が隠れていることも。

③授乳のたびにはげしく吐き、体重もふえない


図「無題」
 胃の出口を幽門といいますが、生まれつき幽門部の筋肉が厚いことがあり、その場合はお乳のとおりが悪く、授乳のたびにはげしく吐きます。早めに医師に相談を。手術で完治します。

④黄疸が強く、白または灰色、クリーム色、黄色など、薄い色の、赤ちゃんとしては固形分の多い硬めのうんちがでる


図「無題」
 白または灰色、クリーム色、黄色など、薄い色の、硬いうんちが続く場合は、胆道閉鎖症が疑われます。肝臓から胆汁を送る胆道がつまる病気で、早めの手術が必要。母子健康手帳についている、便カラーカードと、赤ちゃんのうんちの色を見比べて、1~3番に近い場合は、すぐ医師に相談しましょう。

⑤母乳ではないのに、黄疸が強く残っている


図「無題」
 母乳の赤ちゃんは黄疸が長引くことがありますが、母乳を与えていないのに、黄疸が長引いて強く残っている場合は、肝臓や胆道の検査が必要です。早めに受診を。

⑥いつも勢いよくお乳を飲むのに、急に飲まなくなってしまった


図「無題」
 きげんが悪く、ひどい便秘や鼻づまりもないのに、急にお乳を飲まなくなった、吸う力が弱々しくなったという場合は、熱がなくても、一度受診をしてください。

⑦泣き方が、急に弱々しくなった


図「無題」
 元気に泣かなくなった、力のない泣き方をくり返す場合も、病気が隠れている可能性があります。発熱などほかの症状もチェックして、病院へ連れていきましょう。

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