部位別にみた止血法(ぶいべつにみたしけつほう)

 体のいろいろな部位の基本的な止血法を、つぎにあげておきます。詳細は各部のけがの項目(「部位別 事故とけがの応急手当て」)を参照してください。

頭部・顔面


 頭部や顔面は血管が多いので、出血量も多く見え、びっくりしますが、落ち着いて圧迫止血してください。
図「頭部・顔面の止血法」


 頸部の出血では、傷口より少し心臓に近い部分を、斜め前方から圧迫止血します。血液を肺に吸い込まないように注意しましょう。
図「首の止血法」

胸部・腹部


 ガーゼやタオル、シーツなどをあてて固定し、圧迫止血します。呼吸がらくな体位で安静にして、早急に病院へ。
図「胸部・腹部の止血法」
腹部の止血は、あお向けで、膝の下に座ぶとんなどをあてると、らくなことが多い。
 とがったものが深く刺さった場合は、抜くと出血がひどくなることがあるので抜かずに、周囲をタオルやガーゼなどで固定して病院へ。
図「とがったものが深く刺さった場合」
とがったものが深く刺さった場合は、抜かずに病院へ。

上肢・下肢


 まず圧迫止血を。止まらない場合は、両方の手を使って強く圧迫します。

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