体と心のようす
★性差と個人差が大きい
体の成長は、幼児期よりもゆるやかになってきます。このころは、平均すると女の子の成長のほうが、男の子を上まわっています。体格の個人差も大きい時期です。
★幼児期を卒業
心身ともにさらに成長しますが、このころから、肉体的な活動よりも、思考の発達が目立ってきます。ひとりで本を読んだり、テレビを見たりする時間がふえてくる子もいます。独立心はいっそう強くなります。
★自己中心的だけど、依存心も強い
主観と客観の区別がつきにくく、自分の考えを中心に周囲のことを考えます。自動車のように動くものでさえ自分と同じ感情や意思があると思い、ものも痛さを感じると考えます。親や先生の判断に全面的に依存する傾向が強く、いわれたことは絶対と考え、臨機応変な考え方はまだできません。
★自我意識が強くなる
1年生では単純な自己主張をしますが、2年生になると集団の中での自我が発達してきます。自分をよく見せようとして、先生に告げ口をしたり、友だちを悪くいうこともあります。一方で、すべてが自分の思いどおりにはならないこと、相手の立場でものを考えることをすこしずつ覚えていきます。
日常の接し方
★もう大人への入り口
小学校低学年の子どもは、親や先生のいうことをどんなことでも、比較的素直に聞く傾向があります。ですから規則も守らせやすいのですが、かといって「あれはだめ」「これもだめ」と禁止事項ばかりならべていると、子どもは緊張し、萎縮してしまいます。
大人になるための原型ができはじめる時期でもあるので、できるだけ具体的にいろいろな場合に対応できるように教えて、禁止事項はなるべく少なめにしましょう。
★子どものいい分を聞く
このころの子どもは、自己中心性を脱皮しつつある時期です。自己主張をする一方で、自己反省する力も育ってきています。子どもは、自分の行動を合理化しようとして理由づけや弁解をしますが、いい分をよく聞いて納得させることが大切です。
★親と子の友だちづくり

小学校に通いはじめると、とくに仲のよい友だちができるようになります。自宅が近い子、幼稚園が同じだった子、席が隣の子などが最初は多いようですが、しだいに交友の範囲が広がっていきます。こうした交友関係は、協調性を育て、社会への視野を広げて心の成長の源泉になるので、いっしょに遊ぶ機会をふやすなど、友だちづくりをバックアップしてあげましょう。男女間の反発や、仲間はずれなども経験しますが、なるべく子どもたちで解決させます。
★責任を与えて家のことをさせる
食卓に食器やはしを用意して食事の準備をすることができます。ある程度責任を与えて家事の手伝いをさせましょう。たとえば、一定の予算内で自由に買い物をさせることも1つの方法です。頼りにされれば自覚も生まれ、ものごとの達成感、成就感が味わえ、子どもの自立度を高めます。
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