婦人科受診で知っておきたいこと（ふじんかじゅしんでしっておきたいこと）

病院にいく前の準備と受診のマナー

●電話で確認

　診療時間や休診日を電話で確認しましょう。日曜日以外に休診日を設けているところもあるからです。必要なら予約もします。大きな病院は初診の際、紹介状が必要なところもあるので、その確認も忘れずに。
　厚生労働省では、診療期間にはそれぞれの機能があるとし、大きな病院は、特定の疾患を各科が各々の専門知識を終結して治療にあたるところと定義。多くの場合、紹介状が必要になるのはそのためです。

●腟の中は洗わない

　外陰部は、前日に入浴しておく程度の清潔度で十分。出かける前に念入りに洗う必要はありません。とくに腟の中を洗うと、おりものなどの正確な検査ができなくなるので注意します。

●前日のセックス

　とくに問題はありません。ただし、がん検診を受ける場合は、細胞がきれいにとれないので、検診前の2日間はセックスをひかえます。また、症状が気になって急いでみてもらいたいとき以外は、月経中の受診は避けたほうがよいでしょう。

●排便はすませておく

　直腸に便がたまっていると、正確な内診ができないことがあります。排尿もすませておいたほうがよいのですが、尿検査を行うことが多いので、診察直前にトイレにいくのは避けます。わからなかったら看護師に聞きましょう。

症状や気がかりなことは、メモして持っていく

　医師はまず、あなたのからだにどんな異変があるのかを知る必要があります。自分の症状を医師に正確に伝えられるよう、「いつから、どのように、どのくらいつづくのか」をきちんと整理し、メモにして持っていきましょう。
　とくに前回の月経開始日と期間、通常の月経のサイクルなどはかならず聞かれる項目ですから、ふだんから手帳やカレンダーにメモしておきましょう。