思春期中期(12~15歳ごろ)(ししゅんきちゅうきじゅうにさいからじゅうごさいごろ)

初経(初潮)を迎えますが、性機能はまだ未熟です


 多くの人が初経を迎えます。平均は、だいたい12歳前後ですが、初経がきても、まだ性機能は未熟で2、3年は無排卵だったり、不規則だったりします。
 身長の伸びは勢いがなくなり、皮下脂肪がだんだん増加してふっくらとしてきます。他人との差が気になり、早く成長しても、遅くてもそれぞれ、劣等感の原因になったりします。
 ダイエットへの関心が強まる時期ですが、無理なダイエットは貧血やカルシウム不足を招き、危険です。この時期の骨量が一生のピークで、大人になってからではふやせません。ダイエットの危険性を子どもに話して聞かせましょう。

大人でもなく、子どもでもなく、それだけにストレスの多い時期


 子どもに近い子、大人に近い子など、個人差の大きい時期です。どの子もからだはだんだん大人に近づいていますが、心はまだ大人になりきれずに、揺れ動いています。根底に大人になることへの不安があり、心は不安定です。
 そのうえ、急激なホルモンの増加によって、精神にも多大な影響を与えます。いきいきと明るいかと思うと、日によってはイライラしたり、ふきげんになったりで、家族をとまどわせます。
 この時期は自己を確立するための自分探しの時期です。過度に干渉せず、子どもを見守りましょう。ただ、共同生活のルールを破ったり、善悪の区別のつかない行動に出たりしたときは、毅然とした態度で親の考えを伝えるべきです。また子どもが親を必要としていると思われるときは、いつでもしっかり受けとめてあげましょう。

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