しみを取る(しみをとる)

 一般にしみと呼ばれているもののほとんどが、老人性色素斑です。紫外線による皮膚の老化で、メラニン色素の排泄能力が低下して皮膚にたまったものです。「老人性」といっても、実際には30歳代からみられます。
 しみには、レーザー照射による治療が有効です。メラニン色素に反応するQスイッチルビーレーザー(ルビーレーザーは、黒い色(メラニン)に対して選択的に反応し、組織を破壊します。また、Qスイッチとは、瞬間的に強力なパワーをだすスイッチ・システムをいいます)やQスイッチアレキサンドライトレーザー(黒い色(メラニン色素)に選択的に反応するレーザー。病変部に見えるもの(茶あざ、しみ)、青く見えるもの(青あざ)にも、使用できます)を使用します。レーザー治療でもっともたいせつなことは、アフターケアです。レーザー照射後は、炎症を抑える軟膏を3~7日間塗ります。その後、半年間ほどは日焼け止めクリームやUVファンデーションを使って、十分に紫外線対策をします。レーザー治療自体は簡単ですが、赤みなどの反応がとれるまでは長期間のケアが必要です。
 なお、しみの一種である肝斑(ひたいやほお、口のまわりにみられる褐色のしみ。妊娠したり避妊薬を服用して血液中の女性ホルモンが多くなると色が濃くなります。くわしい原因は不明です。紫外線がしみの色を濃くします)は、女性ホルモンの影響で生じるもので、レーザー治療はできません。

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