カウンセリングでできること(かうんせりんぐでできること)

 カウンセリングは、患者さんとカウンセラー(精神科医や臨床心理士)が対話するなかで、患者さん自身が自分のものの見方や考え方、行動に変化を起こし、問題を解決できるようになることを目ざすものです。
 カウンセラーは、心の家庭教師のようなもので、問題点を整理したりヒントを示したりしますが、問題に対する答えをだすのは、あくまで患者さん自身です。
 カウンセリング中は、自分を見つめ直したり、悩みを再認識することになり、苦しいと感じる場面もでてきます。そういう意味では、いわゆる癒しを求める感覚でカウンセリングを受けると、失望することになりかねません。
 カウンセリングを受けるときには、自分から問題を解決しよう、病気を治そうという強い意思が必要です。これはカウンセリングだけでなく、心の病気の治療を受ける際に、もっともたいせつなことです。

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