ステロイド剤は症状に合ったものを正しく使えばこわくない(すてろいどざいはしょうじょうにあったもをただしくつかえばこわくない)

 ステロイド外用薬は、副腎皮質ホルモンを成分とした塗り薬で、アトピー性皮膚炎の炎症を抑えるのにもっとも有効な薬です。
 皮膚の強い炎症を「火事」にたとえると、燃える火を一気に消しとめる役目がステロイド剤。使わないでいると火はくすぶりつづけ炎症は治りません。薬の副作用が心配されますが、副作用のデメリットより、皮膚の炎症を十分に抑えないことのデメリットのほうが数段大きいのです。医師の指導で正しく使えば副作用の心配はありません。
 ステロイド外用薬には「最強力」から「弱い」までのランクがあり、症状が軽減すると、強→弱へと変え、徐々に中止します。ワセリンや尿素軟膏、亜鉛華単軟膏などの併用もします。なお、非ステロイド外用薬は、かぶれや光線過敏(外用薬を皮膚に塗っただけでは症状は現れませんが、塗った場所に紫外線が当たると、赤くなったり、水疱が出るなど、かぶれの症状が現れます。内服薬では、日光にあたった部位に症状がでます)を引き起こすことがあり、炎症を悪化させることもあります。かならずしも安全とはいえないのです。

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