皮膚カンジダ症(ひふかんじだしょう)

どんな病気?


 真菌(カビ)の一種のカンジダの感染によって起こる皮膚病。この菌は健康な人の口の中や消化管、腟などにすみついており、抵抗力が落ちたり、皮膚に湿り気が増すと繁殖して病気を起こします。代表的なものに、指間カンジダ症、カンジダ性間擦疹、カンジダ性爪囲炎などがあります。

症状


 皮膚が赤くなり、そこの皮膚がむけたり、小水疱や膿疱が混じってただれたりして、かゆみがあります。
 指間カンジダ症は、大部分が手の指にできるもので、とくに中指と薬指のあいだに多発します。家庭の主婦や調理師、理・美容師など、水仕事の多い人によくみられます。また、化粧水やぬかみそなどが、指間にたまったままになっていると起こることもあります。
 カンジダ性間擦疹は、おむつをした乳児のもものつけ根や太った人の乳房の下やわきの下などにできやすいほか、寝たきり老人にもできやすい傾向があります。湿っていてこすれるところにできやすくなります。
 カンジダ性爪囲炎は、指先を濡れたままにしている仕事の人にみられます。爪のまわりが赤く腫れ、化膿して押すとジクジクすることもあります。

治療


 患部を清潔にして、いつも乾燥させておくことが第一です。症状の程度に応じて、抗真菌剤の外用と内服をします。素人判断をして、勝手に薬局でステロイド含有の塗り薬を購入して使うのは厳禁。症状が悪化します。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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