変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)

どんな病気?


 老化や腰に慢性的な負担がかかることなどで、腰椎の椎間板が、つぶれてきたり、椎体や椎体関節の端にとげのような突起(骨棘)が生じる病気です。腰が重くだるい、腰がにぶく痛むなどの症状が現れます。

症状


 とくに、朝起きたときに痛むことが多く、おしりからもものうしろ側、ふくらはぎまで広がることもあります。
 進行すると、椎間関節や靭帯が肥厚してきて、椎体にできた骨棘とともに、脊髄馬尾神経が通っている脊柱管がせまくなり、馬尾神経が締めつけられるようになり、一定距離を歩くと足のしびれや痛みが現れ、休み休みでなければ歩けなくなります(脊柱管狭窄症)。

治療


 痛みがあるときは、安静にして消炎鎮痛剤、筋弛緩剤の内服薬や外用薬を使って治療します。コルセットの装着や腰椎の牽引などを行うこともあります。
 症状が強く、コルセットの装着や牽引療法、神経ブロックなどで改善しない場合には、入院して安静を保つ治療や手術が必要になることがあります。

あなたへのひとこと


 冷房などで足腰を冷やさないようにし、蒸しタオルや入浴などで、ときどきあたためてあげましょう。症状が強いときには、腰に負担のかかる家事は家族に手伝ってもらいましょう。また、安静にしすぎると、筋肉がおとろえ、症状がでやすくなるので、軽症のときに腹筋や背筋を強くする運動を行うこともたいせつです。セックスは無理をしないで。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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