睡眠中の歯ぎしりやくいしばりはストレス解消?
睡眠中にガリガリ、ギシギシと歯ぎしりをしてしまったことはありませんか。ぐっとくいしばってほおの内側をかみ、傷つけてしまったり、朝、目覚めるとあごが重たい感じで痛い、といった経験もあるかもしれません。1度や2度ならいいのですが、毎晩のように強い歯ぎしりやくいしばりをしていると、安眠のさまたげになるばかりでなく、歯にひびが入ったり、歯周病が悪化する原因にもなります。また、顎関節症の原因になることもあります。
心になにか悩みや不安を抱えていたり、日ごろのストレスがたまっていて、歯ぎしりや歯をくいしばるという行為で、無意識のうちにそれを解消しようとしていると考えられます。つまり、歯ぎしりやくいしばりは、ストレスの解消がじょうずに行われていない証拠なのです。
ストレス解消には、スポーツや趣味など、夢中になれることを見つけましょう。友だちとおしゃべりして、悩みをひとりでかかえこまないようにすることもたいせつです。
ひんぱんに歯ぎしりやくいしばりをする人は、かみ合わせに問題があるのかもしれません。一度、歯科で診察を受けたほうがよいでしょう。
歯ぎしりの原因
●心因性・ストレス性によるもの
憂うつや不安など、潜在的な不安感があると、歯ぎしりやくいしばりをすることで無意識にストレスを発散させていることがあります。
●習慣性によるもの
スポーツや力仕事をする人は、つねに歯をくいしばったり、奥歯に力を入れているので、それが習慣となり、睡眠中も歯をくいしばったり、歯ぎしりをすることがあります。
●かみ合わせによるもの
かみ合わせが悪かったり、あごが小さく引っ込んでいる場合。また、歯にかぶせた金属冠が合っていないことなどが原因となって起こる場合があります。
顎関節症、こんな人は要注意!
・食べ物を口に入れてかむとき、あごの関節が鳴る。
・口をあけ閉めすると、あごに痛みがある。
・大きなあくびや、リンゴの丸かじりができない。
・指を3本そろえて、縦に口の中に入れられない。
・肩こりや首、腰の痛みに悩まされている。
・顔にゆがみがある。
・あごがかなり引っ込んでいる。
・歯並びが悪い。
・食べ物を片側でかむくせがある。
・過去に口が開かなくなったことがある。
思いあたることが二つ以上あったら、歯科医で診察を受けましょう。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。