鼻水の正体は?(はなみずのしょうたいは)

 かぜをひいたときなど、ズルズル出てくる鼻水に悩まされますが、あの鼻水の正体をご存知でしょうか。
 正常な状態の鼻の粘膜は粘液で濡れた状態ですが、鼻汁(鼻水)として意識されることはほとんどありません。ところが、鼻の炎症が起きると鼻汁の量が増加し、鼻腔内にたまったり、鼻の外へ流れ出てくるようになります。
 水っぽい鼻汁は急性鼻炎(鼻炎)やアレルギー性鼻炎(鼻過敏症)でみられ、症状がすすむと白いネバネバした粘液性のものになります。慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎(副鼻腔炎)では、この粘液状のものが、しだいに黄色や黄緑色の膿性のものになることがあります。
 これは鼻の粘膜に二次的な細菌感染が起こり、細菌と白血球が闘った残骸が鼻水と混じって出てくるために色がつくのです。
 鼻水が出るときは、全身症状があるか、鼻だけの症状か見分けて、鼻だけの症状の場合は耳鼻科を受診しましょう。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

関連するキーワード

鼻水 鼻汁 鼻の炎症 水っぽい鼻汁 急性鼻炎 アレルギー性鼻炎 粘液性の鼻汁 慢性鼻炎 慢性副鼻腔炎 鼻炎 黄色い鼻汁 黄緑色の鼻汁 膿性 細菌感染 耳鼻科
ベビカム医学大辞典
powerd by babycome