腹膜中皮腫
腹膜のうち、腹壁をおおっている膜(壁側腹膜)に発生する良性腫瘍の一種です。はじめのころは症状がないことが多く、あってもおなかが張ったり、重苦しく感じる程度です。しだいに腹水がたまりはじめ、受診するというケースが多いようです。
手術で腫瘍を取り除くことはむずかしく、腹水を取り除いて腹圧を下げ、おなかの張った感じや重苦しさなど、苦痛となる症状をやわらげるのが治療の中心です。
腹膜偽性粘液腫(腹膜仮性粘液腫)
粘液のようなベトベトした物質をつくる腫瘍が腹膜に発生します。この物質が徐々に腹腔内にたまり、やがて充満していく病気です。
最初は自覚症状がないのがふつうです。腫瘍がかなり大きくなってから、おなかの張り、全身のだるさ、食欲不振などの症状が現れます。腹水がたまったころに受診して発見されることが多いようです。
開腹して腫瘍を摘出する手術を行うのが根本治療になりますが、切除がむずかしい場合が少なくありません。ただ、腫瘍は良性で、生命にかかわることはありません。
ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。
掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。