良性の腫瘍には、粘膜上皮組織の変化による胃ポリープ、粘膜下組織の変化による胃粘膜下腫瘍があります。
胃ポリープ
どんな病気?
胃の粘膜が変化して、内腔に向かって盛り上がってできた腫瘤(いぼ状のもの)を胃ポリープといいます。形も大きさもいろいろで、一般に5~20mmものが多いようですが、20mm以上になると、良性と悪性の割合が半々くらいになります。
症状
ほとんど症状がなく、X線検査や内視鏡検査の際に発見されることが多いようです。ただし、胃炎をともなうことが多く、不快感、胃もたれ、おなかが張った感じがするなどの症状がみられることもあります。
治療
ポリープを切除して組織を検査し、がん性変化の有無を調べます。良性とわかったら、あまり大きくないものは治療の必要がないこともありますが、その場合でも、ポリープがいろいろ変化することもあるので、年に1~2回の定期検査を受ける必要があります。大きなポリープは、内視鏡を使って切除することもあります。
胃粘膜下腫瘍
どんな病気?
胃の粘膜の下にできた腫瘤(かたまり)で、ポリープとちがって、正常な胃粘膜におおわれたまま内腔に隆起している状態です。
症状
症状はなく、腫瘤が大きく、表面に潰瘍をともなう場合には、腹痛や消化管出血などを起こすこともあります。
治療
定期的に検査を受けてようすをみます。ただし、腫瘤が粘膜の浅いところにある場合は内視鏡を使うほか、大きいものや潰瘍をともなう場合は、手術で腫瘤を取り除くこともあります。
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