どんな病気?
舌にできる腫瘍のなかで、良性のものです。
乳頭腫
症状
舌の良性腫瘍のなかでもっとも多く、乳頭状、いぼ状のものです。色は赤っぽいものから白いものまで。大きさは1cm下のものがほとんど。ウイルス、内分泌のほか、義歯(義歯とインプラント)や歯冠などの刺激の関与が考えられます。
治療
摘出します。完全に摘出されれば、再発はしません。
線維腫
症状
半球状に隆起する、きのこ状のかたい腫瘤で、表面は正常な粘膜でおおわれています。
治療
摘出します。完全に摘出されれば、再発はしません。
血管腫
症状
単純性血管腫は、青紫色をした楕円形のやわらかい腫瘤です。これは切除すればいいのですが、問題は海綿状血管腫。舌の深部まで進展しているので、しだいに増大し、舌全体を占めて、巨舌症の状態になることもあり、舌の動きや発語、そしゃくなどが障害を受けます。巨舌症は、舌を構成する筋肉繊維が肥大化したもので、舌が口のなかにおさまらない感じになります。
治療
部分的なものは、腫瘍全体を切除します。巨舌症の状態になると治療がむずかしく、部分的な切除や、レーザー治療、電気凝固などが行われます。
リンパ管腫
症状
泡粒状の小さい水胞が舌の表面にできる限局性リンパ管腫は、治療が容易です。しかし海綿状リンパ管腫の場合は、舌の深部まで進展するので、巨舌症となることもあります。
治療
海綿状血管腫と同様の治療が、必要となります。
あなたへのひとこと
歯みがきのあと舌のチェックを習慣にしましょう。
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