尿路結石(にょうろけっせき)

どんな病気?


 腎杯、腎盂、尿管、膀胱、尿道のどこかに石ができる病気です。石の多くは尿の成分のシュウ酸、リン酸などにカルシウムがついたものや尿酸で、石ができた部位によって腎結石尿管結石膀胱結石尿道結石と呼びます。

症状


 背中やわき腹に、やんではまた起こる激痛があり、痛みが引くと数日から数週間も痛みがでないこともあります。肉眼や顕微鏡で血尿が見られます。

原因


 結石ができる原因は、尿路の通過障害、尿路感染症、代謝異常や副甲状腺ホルモンの異常などが誘因になると考えられています。

治療


 1cm以下の結石なら、尿とともに自然排泄が期待できます。鎮痛や排石促進を目的として、尿管を弛緩させる鎮痙剤や結石溶解剤、ときには利尿剤を使います。それで効果がなければ体外衝撃波結石破砕術ESWL)という、体外から結石に衝撃波を当て、小さく砕いて尿といっしょに排出させる治療法を行います。

あなたへのひとこと


 治療後は水分を十分にとって(1日あたり2l)尿量をふやし、結石が尿といっしょに排出しやすいようにします。また、ほうれん草、たけのこ、大根など、シュウ酸を多く含むものを食べすぎないこと。さらに、動物性脂肪の摂取はひかえるようにしましょう。

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