年齢別にみた頭痛の特徴
女性に多い片頭痛は、10歳代で発症することが多く、20歳代以降は緊張型頭痛がふえてきます(頭痛のいろいろ)。仕事や家事が忙しくなる30~50歳ごろは、睡眠不足、暴飲暴食、心身のストレスなどが引き金になる頭痛が、50歳前後からは、更年期障害、動脈硬化、高血圧が原因の頭痛が多くなります。
月経にともなう頭痛も無視できません。月経直前から月経中にかけて、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下するのが誘因ではないかと考えられています。多くは、初経時にはじまり、妊娠中は軽くなり、閉経を迎えるころに少なくなるようです。
また、経口避妊薬(ピル)の服用を中止したときに頭痛が起こることもあり、やはりホルモンの分泌と関係があるとされています。
がんこな頭痛はがまんせず受診を
市販の頭痛薬を飲んで、がまんしている人が多いのですが、病気がひそんでいたり、医療機関で使う薬で軽くなる場合もあります。頭痛がつづく場合は受診しましょう。とくに中年以降の頭痛は、安易に考えず、原因となる病気がないか調べてもらいましょう。痛みが徐々に強くなる場合、急に激痛が起こる場合などは、ただちに医師の治療を受けましょう。
幼小児の頭痛では、むずかる、元気がない、顔色が悪い、食欲がない、熱がある場合は、すぐに受診を。
緊張型頭痛の予防とケア
●OA機器などの操作をするときは、ときどき目を休める。
●頭痛体操(後述)や軽い運動で筋肉をほぐす。
●首や肩のマッサージ、入浴などで緊張をほぐす。
片頭痛の予防とケア
●過労やストレスを避け、規則的な睡眠と適度な運動を心がける。
●アルコール類、コーヒー、チョコレートなどは避ける。
●痛みのある部分を冷たいタオルや保冷剤などで冷やす。
頭痛をやわらげる体操
(それぞれ10回ぐらいずつ行う)
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