子どものお手伝いについて
子育て期(生後1歳7ヶ月~2歳)の相談
Q2602:子どものお手伝いについて
1歳8ヶ月の子どもがいます。
最近、お手伝いというか私のすることの真似をしたがるようになってきました。
ゴミ捨てなどの簡単なお手伝いを喜んでしていますが、特に好きなのが、お米を研ぐときに触りたくて近くへやってきます。
時間のある時には米をカップで入れさせたり、研ぐ真似をさせたりしてお米に触れさせたりしますが、忙しい時には、パパッと自分でやってしまい、その都度拗ねてしまっています。
みなさまのお子さまは好きなお手伝いがありますか?
もし、ご自身がお忙しい時にはどのようにお子さまに伝えてますか? 2017-06-27 23:19

1歳8ヶ月、親の真似をしたがる時期ですね。お手伝いもそのひとつ。お手伝いは、やりたがる時がやらせ時です。もう少し大きくなってからと思っているうちに、お手伝いを頼んでも、なかなかやりたがらなくなってしまいます。でも忙しい時にお手伝いをせがまれても、困りますよね。
忙しい時は、お子さんの見えないところでささっとお米を研いでしまい、お子さんに「今、忙しいの。今度また手伝ってね」と正直に話してもよいと思いますよ。いざお子さんがお米を研ぎ始めると、お米を流されはしないかとつい横から手を出してしまいがちですが、そこは我慢。お米に混ぜて同じ時間で炊ける押し麦をお米の代わりに研いでもらってはいかがでしょうか? お米より少量しか要りませんし、別容器に移して研いでもらえば、流される押し麦の量も少なくてすみます。「ありがとう。あとで使おうね」と冷蔵庫に入れておいても良いし、お米に混ぜて一緒に炊くこともできます。自分が研いだ押し麦入りご飯が炊けたら、お子さんは大喜びで食も進むでしょう。
その他、買い物に行った時、お子さんの好きな絵柄の缶詰を一緒に選び、積み木代わりに食材のひとつである缶詰を大きい順に並べたりしてもらってはいかがでしょう。お母さんと同じことをするお仕事のミニ版を作ってあげると、お子さんもお手伝いにやりがいを感じ、楽しめます。
お食事前にエプロンがずれていたら、おなかの前にちゃんと来るように、お子さんに自分で直してもらうのも手です。「ああ、曲がっている」とママがささっと直してしまわず、自分で直すのを待ってあげるお母さんの我慢がお子さんの自主性を育てます。
この時期の子どもは、目の前に集中できることがあれば、その他のことには目を向けたがらないものです。自分の子どもがどんなものに興味を持つのか、それを一番よく知っているのは身近にいるお母さんのはず。日に日にできることが増えていくこの時期だからこそ、ぜひお子さんの様子に最大の関心を寄せつつ、手をかけすぎないこと。ここが「子育て上手」のポイントです。ぜひお子さんが自分でできること、夢中になれることをつくってあげてくださいね。
先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。-
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