胎教

妊娠後期(5~9ヶ月)の相談

Q1225:胎教

おなかの赤ちゃんのためにクラシックを聞かせたり、英語を聞かせたりという「胎教」をやってみたいのですが、何ヶ月くらいからやったらよいのでしょうか? また、胎教は本当に効果はあるのでしょうか? 2016-06-25 21:11
市川香織先生
おなかの赤ちゃんのために胎教をしたいと考えていらっしゃるのですね。素敵なことだと思います。 では何をすることが胎教なのでしょうか。実は「ママのリラックス」が一番の胎教なのです。ですので、何ヶ月からこの音楽を聴いて・・・というようなプログラムがあるわけではありません。いつから始めてもいいですし、どんな方法でもいいのです。自分自身が一番リラックスできて、心が落ち着く時間が持てることが大切です。それがクラシックを聴くことであればクラシックを、入浴やアロマテラピーであればそれを生活に取り入れてみてもよいでしょう。

リラックスすると自然におなかの赤ちゃんへの関心も高まります。赤ちゃんへの思いを話しかけたり、日常生活でママ自身が感じたことを伝えたりしていきましょう。赤ちゃんとのコミュニケーションが胎児期から始められれば、生まれてからのわが子をより一層いとおしく感じられると思います。生まれる前からママとしての自覚や赤ちゃんへの愛情が深まるからです。

そう考えると、胎教はママだけの特権ではなく、パパも一緒に楽しんでもらうといいですね。胎動が盛んになる頃には、声に反応してくれたりするので、パパもコミュニケーションしやすくなります。赤ちゃんの聴覚は妊娠中から発達していますので、二人の声をよく聞いていますよ。夫婦仲良く赤ちゃんを待ち望んでいることが一番の胎教となり、赤ちゃんは生まれてからも、いつも聞いていた二人の声に安心することでしょう。

先生のプロフィール

文京学院大学大学院経営学研究科修了(経営学修士)。助産師として勤務後、助産師学校教員、日本助産師会 事務局長等、文京学院大学 保健医療技術学部 看護学科 准教授を経て、2018年より東京情報大学 看護学部 看護学科 准教授に。 2013年より一般社団法人産前産後ケア推進協会代表を務め、産前産後の女性のケアをはじめ、女性の生涯の健康を支援する活動を行っている。著書に『マタニティ・エクササイズマニュアル』(全国保健センター連合会) 、『助産師が行う 災害時支援マニュアル 』(日本助産師会出版)など多数。
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