
Q.もうすぐ臨月ですが、同じ妊婦の友だちができません。ママ友って必要なんでしょうか。面倒くさいと感じます。(妊娠9ヶ月)
もうすぐ臨月、初めての出産です。ぎりぎりまで産休をとらなかったこともあり、妊娠中、同じ妊婦の友だちができませんでした。自分が住む地域のプレママ教室にも参加しましたが、一緒になった人は自分よりも年が若く、話しもあまりはずみませんでした。もともと社交的でもないし、周りにいる数少ない友人は、シングルだったり子どもを持たない人ばかりです。産後、ママ友ってやっぱり必要なんでしょうか。なんとなくめんどくさいと感じてしまいます。
(35歳女性 妊娠9ヶ月)
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そうよ。はっきり言ってしまえば、めんどくさいものです。私もめんどくさいって思うこと、たくさんありました。でもね、めんどくさいって言って、子どもと2人、家に閉じこもっていてはどうかしら? 子どもを育てるというのは、最終的に子どもが社会に出て、生きていけるようにするっていうこと。子どもの社会性を育むのは、親の大切な仕事の一つです。子どもを社会人にする。これは口で言うほどたやすいことではありません。「ママ友がめんどくさい」「近所の人がめんどくさい」「親類縁者がめんどくさい」…そう言って、なんでもかんでも「めんどくさい」からと、親自身が人と関わらないでいたら、子どもは「人との関わりかた」を学ぶ機会を逃してしまいます。
「人と関わらないと子どもは育たない」ということを忘れないでほしい。世の中には、自分と異なる価値観や、まったく違う環境で生活している人はたくさんいます。妊娠・出産で、今までの人間関係とは全く違う人との関わりも増えるでしょう。そこで、さまざまな経験をすれば、あなた自身もたくさんの発見があるはずです。めんどくさいけれど、これから人との関わりかたを子どもと一緒に学んでいきましょうよ。子育てなんて、1人じゃ抱えきれないことばかり。人と関わっていくことで、あなたの味方になってくれる人にも出会えるに違いありません。
もし、「ママ友」が見つけにくいのなら、まずは病院や健診で顔を合わせる助産師さんや保健婦さんをつかまえて話をするのも1つの手です。相手はプロだから、最初は耳の痛いことを言われることもあるでしょう。でも、そこは素直に聞くのが○。そんな機会を重ねれば、相手もあなたのことを放っておけずに声をかけてくれるようになります。ぜひそんな人を1人、捕まえてみましょう。これからでも全然遅くないわよ。子育て支援センターや児童館だったら、その場所で働くスタッフとか、ね。いろんなお母さんや子どもを見て、知っているからこそ、その経験値から力になるアドバイスをくれます。その人を通じて、「ママ友」の輪も広がるチャンスもあるはず。
めんどくさいけど、がんばってほしいわ。そのほうが、きっとあなたもラクになるんじゃないかしら。
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▼ 金澤 直子先生のプロフィール
妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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