
Q.妊娠10週。染色体異常の可能性
先日の健診(10w5d)で超音波写真に頭と背中?の間に隙間(1.6mm)があると言われてしまいました。
これは、染色体異常の可能性が高いと言われました。
14wまで何もできないとのことで、ただでさえ、初めての妊娠なのに、染色体異常の可能性があると診断され不安すぎます。
こんなに早く解ってしまうものなのですか?見て貰っているのは総合病院です。
今は赤ちゃんを信じて生活してますが、心の不安は赤ちゃんに伝わるんだろうなぁ…。何か解れば教えてください。
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「超音波写真に頭と背中?の間に隙間(1.6mm)がある」
これはNT(nuchal translucency)の肥厚のことだと思います。
これの決まった日本語がまだありません。
これを問題にするには、正確に計測されていないと判断できないとされています。
その満たされるべき条件は
1)妊娠10~14週で測定すること、
2)胎児上半身が大きく描出されるように拡大して計測すること、
3)正しく矢状断面でけいそくすること、
の3つ
3mmではダウン症の率が約3倍
4mmでは18倍
5mmでは28倍
6mm以上では36倍高くなると言われています。
しかしダウン症そのものが頻度が少ない(妊婦が20歳代では1000~1200分娩に1人)ので、
36倍でも1000~1200分娩に36人すなわち28~33分娩に1人の割合で妊婦さんが43歳以上のときとほぼ同じ頻度です。
そして計測したときの妊娠週数によりますが、2.1~2.7mm を越えた場合には、
まず経過を見る、そして診断が必要と思われたら羊水検査をするという手順になると思います。
3.5mm以上の場合の染色体異常の頻度は、大きいほど高くなり21.1~64.5%です。(6.5mm以上であった166例で64.5%でした)
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▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール
元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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