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妊娠初期(1~4ヶ月)
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2003-10-03T00:00:00+0900 2003.10.03

Q.お酒の妊娠への影響を教えて

私はお酒が大好きです。ほとんど毎日、ビールなら1.5リットル位、ワインなら1本ぐらい飲んでいました。妊娠5週目とわかってキッパリやめましたが、いままでのことがとても心配です。妊娠初期は赤ちゃんの大切な器官の元が出来る時だと、あとから知りました。今、とても後悔しています。赤ちゃんは産みたいのですが、このまま妊娠を続けていても大丈夫なのでしょうか。

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●流産率に影響するアルコール摂取アルコールは催奇性物質です。純度100%のアルコールとして1日45ミリリットル以上の摂取では自然流産率が約2倍になるといわれます。また大量のアルコールを長期間続けたアルコール依存症の女性が妊娠した時には、胎児性アルコール症候群という状態が知られています。子宮内での、あるいは出生後の成長発育の遅れがあり、出生時の身長・体重が3%以上小さい、あるいは10パーセンタイル以下と言われます。その他、小頭症・眼裂の狭小・顔面中央の形成不全・関節の拘縮・心奇形・四肢の奇形・精神発達遅滞をおこします。●安全基準は不明だが一般的な指導では…どのくらいの量ならば安全かについてのはっきりした数値はわかっていません。しかし、明らかに胎児への影響がわかっているのは、アルコール依存症の場合であり、そうでない場合については純度100%のアルコール1日45ミリリットル(およそ、ビール大びんなら2本、750ミリリットルのワインボトルなら2分の1本、日本酒なら3合、ウィスキーシングルなら3杯)までにする。しかし、妊娠中は飲まない方がよい、または飲むべきではないなどと指導されていることもあるようです。●妊娠と薬の外来もある薬物を飲んだ場合と同じことですから、「産みたい。だけど心配」というのであれば、「妊娠と薬の外来(虎の門病院)」へ相談するという選択肢もあります。

2003-10-03T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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