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どんなことに気をつける?家庭での花火の楽しみ方

家庭での花火は夏の楽しみの一つですが、取り扱いには十分な注意が必要です。やけどやケガなど、花火の事故を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか? 国民生活センターに寄せられた事故例をもとに、子どもと一緒に花火をする際の注意点をご紹介します。

2019-08-21更新

家庭での花火で起きた事故例

毎年夏になると増える花火の事故。特に、火が危険なものと認識できない小さな子どもの使用には十分な注意が必要です。

実際、国民生活センターの危害情報システムには、毎年60件前後の花火の事故の報告があり、中でも5歳以下の子どもの事故が目立っていると言います。事故内容はやけどが圧倒的に多いそう。そのほか、件数は少ないものの「手持ち花火が暴発した」「打ち上げ花火が目に当たって失明した」などの重篤な事例もあるようです。

具体的な花火の事故例をいくつか紹介します。

・手持ち花火の火花が左足の指にかかりやけど
・ねずみ花火がサンダルと足の間に入って取れなくなりやけど
・線香花火をしていたところ火花が足の甲に落ちてやけど
・幼稚園でもらった花火セットの吹出し花火で妻が娘と自宅で遊んでいた。娘の花火が着火したら握っていた箇所がバンという音と共に爆発して右手にやけどした。なお、娘の花火は妻がしていたものより着火しづらかった

遊ぶ前にチェック!子どもと一緒に花火をする際の注意点

花火の事故が多い背景として、IHヒーターの普及など生活環境の変化により、親も子も火を使う作業に慣れていないことがあるよう。やけどやケガなどの事故を防ぐためにも、火を使うことの危険性をしっかり子どもに教えることが大切です。

また、花火の種類ごとの使い方や持つ場所を子どもに教え、変形しているものなどがないかチェックするためにも、遊ぶ前に明るいところで商品をチェックしておくとよいでしょう。その際、花火のパッケージや本体に記載されている注意事項をよく読んでおくことが、事故の予防につながります。

家庭で花火をする際には、以下のことに特に注意しましょう。

・花火に書いてある遊び方をよく読んで必ず守る
・花火を人や家に向けたりしない
・燃えやすい物のある場所で遊ばない
・浴衣や長いスカートなどを来ている時は、火が燃え移らないように注意する
・風の強いときは遊ばない
・たくさんの花火に、一度に火をつけない
・正しい位置に正しい方法で点火する
・花火の点火にはマッチやライターを使わず、火元から持ち手が離れた多目的ライター(点火棒、着火ライター)やローソクを使用する
・打ち上げ花火やロケット花火は絶対にのぞきこまない
・変形している花火や湿気っている古い花火は使わない

安全性という点では公園や河原で遊ぶのがおすすめですが、条例などで禁止されている場合もありますので、確認を。家の周辺で遊ぶ場合は、騒音や風向きによる煙害にも注意しましょう。

花火をする際はお子さんから目を離さず、安全には十分気を付けてください。万が一事故が起こった時はすぐ病院を受診しましょう。また、念のため原因となった花火は捨てずに保管しておきましょう(販売元に連絡することで、賠償や商品の改善につながることがあります)。

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