赤ちゃんが寝ている時間は、ママにとってちょっと休憩できる貴重なひとときかもしれません。
ただ、赤ちゃんが寝ているとはいえ、少しでも目を離す場合は、その場が安全であることを確かめていますか?
実は家庭にある大人用ベッド、ベビーベッドでの転落事故が起こっています。
ママ、パパの油断が転落事故に!
以下は、東京都による「乳幼児の寝ているときの危険」調査報告書にある事故例です。同じような経験をした方もいるのではないでしょうか?
【大人用ベッドでの転落事故例】
■トイレに行っている間に起きてしまい、寝返りしてベッドから落ちてしまった(0歳女の子)。
■大人用ベッドの側面をベビーベッドでカバーしていたら、ベビーベッドと大人用ベッドの間に挟まって落ち、背中や肩などを打って大泣きしていた。普段は川の字で寝ていたが、その時は私も夫も起きていて、そばにいない間に寝返りを打って落ちてしまいとても焦った(1歳女の子)。
【ベビーベッドでの転落事故】
■まだ寝返りをしないので、ベビーベッドの柵を下げたまま寝かせていたら落ちてしまった(0歳女の子)。
■親と一緒に大人用ベッド(高さ約45cm)で寝ていた際に、囲いにしていた抱き枕によりかかり、そのまま転落。頭蓋骨骨折により6日間入院。床はフローリングであったが、床に置いてあった鉄アレイに打撲した可能性がある。要入院(1歳)。
※消費者庁/「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」より
寝ていて動かないから大丈夫…は間違いです
寝ている赤ちゃんが大けがをしないように、転落防止のルールを守りましょう。
●寝ているから大丈夫と思わない! 寝返りをしたり、目を覚ましてベッドの上を移動する危険があります。
●ソファーなど高いところに寝かせない。
●2歳になるまでは、大人用ベッドではなく、可能なら子ども用ベッドで寝かせて。大人用ベッドで子どもを寝かせる場合は、子どもが寝た後ベビーベッドに移動を。ベビーベッドは必ず柵を上げてください。
(参考/東京都 「乳幼児の寝ているときの事故防止ガイド」)
乳幼児の発達は、ママやパパが考えている以上に早いことがあります。昨日できなかった寝返りやハイハイが、今日はできるかもしれません。「もしかしたら…危ないかも」と想像力を働かせて、赤ちゃんの転落事故を防ぎましょう。
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