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今年も続く風疹の流行。5年ぶりに先天性風疹症候群の報告も!

2019年も引き続き風疹の流行が続いています。そして先天性風疹症候群の報告も出てしまいました。風疹にかからないためにはどうすればよいかを、男性も女性も真剣に考えてみませんか。

2019-04-10更新

昨年から「風疹流行」に関するニュースが流れていますが、2019年も風疹にかかる人が増えています。なぜ「流行」と言われるのか、数字で見てみましょう。(参考/風疹流行に関する緊急情報 2019年4月3日現在/国立感染症研究所 感染症疫学センター)

2013年…14,344人
2014年…319人
2015年…163人
2016年…126人
2017年…93人
2018年…2,917人

2019年は、第13週(3月25日~3月31日)時点で1,112人。すでに1,000人を超えています。

さらに今年は先天性風疹症候群(*)の赤ちゃんが、1名生まれたことが分かっています。これは2014年以来、5年ぶりとのこと。

*妊娠20週頃までの妊婦さんが風疹ウイルスに感染すると、目、耳、心臓に障害を持った、先天性風疹症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。

性別や地域に差。女性の患者は20~30歳代に多い

▼圧倒的に成人男性が多いけれど…
2019年報告患者1,112人のうち、男性は870人、女性は242人。全体の94%(974人)が成人です。男性の場合、30~40歳代が多く、全体の61%を占めています。

また、見逃せないのは、女性の場合、妊娠出産年齢である20~30歳代が多いことです(女性全体の65%)。先天性風疹症候群は、妊婦さんが風疹に感染することにより発症しますから、現在の状況は、先天性風疹症候群の発生率が高くなる危険性があるといえます。

▼地域によって患者数に差が。ただGW以降はすべての地域で注意を
現在、風疹患者が多いのは、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、埼玉県、福岡県、兵庫県、愛知県、広島県、北海道など。
反対に2019年に入って報告がないのは、青森県、山形県、岐阜県、鳥取県、島根県、徳島県、高知県、宮崎県の8県だけです。

ただ、GWに入ると、旅行や出張などで人の移動が激しくなり、全国で風疹患者が増える可能性もありますので、厚生労働省のホームページなどで風疹患者数について常にチェックをしておくといいでしょう。

積極的に予防接種を。ただし、妊婦さんは予防接種ができません

〇妊娠を希望する女性は、妊娠前に風疹ワクチン接種をして予防しましょう。
〇妊婦さんで抗体価が低い場合は、不要不急の外出は避けて、風疹にかからない努力を。妊娠中は予防接種ができません。
〇風疹に罹った男性が、家庭や職場で女性にうつしてしまうケースもあります。男性も風疹に気を付けてください。

厚生労働省は2019年~2021年度末の約3年間、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、全国で原則無料で風疹の定期接種を実施するとしています(抗体検査を受けることが前提です)。各自治体に問い合わせてみてください。

合わせて読みたい
■国立感染症研究所
風疹急増に関する緊急情報(2019年)
■厚生労働省
風しんの追加的対策について
■ベビカムニュース
風疹から妊婦さんを守れ!39~56歳の男性は予防接種無料へ
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