ペルテス病(ぺるてすびょう)

どんな病気?


太ももの骨である大腿骨の上端の骨頭の血行が悪くなり、変形する病気で、5~8歳の男の子に多くみられます。

症状


股関節や膝、太ももが痛むことが多く、足をひきずって歩くのが特徴です。股関節を内側に動かすと痛がります。症状がすすんでくると、疾患をもっているほうの足は細く、短くなってきます。
図「ペルテス病」
大腿骨頭部分が扁平になっており、臼蓋がえぐれている。

原因


大腿骨の骨頭にある骨端核に血行障害が起こるのが原因です。しかし、なぜ血行障害が起こるのかは、まだわかっていません(「骨端核」)。

治療


早期に発見して手当てすれば予後はよく、大きな変形を生じることもなく回復します。
 症状が軽いときは、体重が股関節にかからないようにくふうされた装具を着用し、通院治療を1年以上続けます。
 症状が重いときは、入院して治療を受けます。足を牽引し、症状がよくなったところで、装具をつけ、骨頭の変形がよくなるまで経過をみます。
 10歳以上で発症したときや、骨頭の変形が著しい場合は、手術することもあります。

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