誤飲させないために〜ボタン電池について

  • 2015-03-30 21:35
  • 一般公開
  • テーマ:子育て
新入園、新入学の季節になりました。乳幼児を抱えつつ保育園や幼稚園などの入園準備をしなくてはならないお母さんも多いのではないでしょうか。普段なら気をつけていることでも、注意が不足しがちな時期でもあります。そんなとき家の中で起こりやすいのが、子どもの誤飲事故。前回も子どもの誤飲事故の怖さについてふれましたが、今回は「ボタン電池の誤飲」について改めてお伝えしたいと思います。

ボタン電池は、その形や大きさ、色などから、小さな子どもにとって、とても気になる存在。小さな手でもつまめて口に運びやすいため、誤飲事故も後をたちません。ご存知の方も多いと思いますが、ボタン電池をひとたび飲み込んでしまうと、化学反応が起こり短時間で消化器官の壁を損傷したり、化学やけどを起こしたりする危険があります。もし飲み込んでしまったら、直ちに医師の診察を受けなくてはなりませんが、まずは未然にそのような事故を防ぐことが大切です。

ボタン電池を使用している製品は、幼児が簡単に電池のふたを開けられないように設計されているものも多くありますが、なかには工具などを使用しなくてもボタン電池を取り出せてしまうものもあります。また、床に落とした際にふたが壊れて、知らずのうちにボタン電池が飛び出てしまうといった危険性も潜んでいます。

さて、みなさんのご家庭ではボタン電池を使用している家電製品はどれくらいありますか。リモコン、キッチンタイマー、おもちゃなど(押すと音がなるもの、動くもの、光るものなど)さまざまなところに使われていますが、正確に把握しておくことで、あらためて注意できることもあります。

予備の電池は手の届かぬところにしまわれているか、使用済みの電池は適切に処分されているか、子どもがすぐに開けられそうなものや、壊れかけているふたはないかなども、ぜひ確認しておきたい項目。子どもが生まれる前に購入した製品の中には、ボタン電池が使用されているかどうか確認していないものもあるかもしれません。事故防止のために、あらためて管理・点検する目を持ってほしいと思います。

「ちょっと目を離したすきに」「あとで始末をしようと思っていたのに」「そこにあったとは気づかなかった…」そんな後悔は、だれもがしたくありません。普段とは違った忙しさがあるときほど、気をつけてくださいね。
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