最近では、膨大な種類のサプリメントや栄養ドリンク剤が市場に出回っています。
サプリメントも栄養ドリンク剤も、健康の維持・増進を目的とし、不足しがちな栄養成分を手軽に補えるようつくられた「栄養補助食品」です。サプリメントは、形状が錠剤やカプセル剤と同じで薬と似ていますが、あくまでも特定の栄養素を補う目的でつくられた食品です。特定の病気を治すことを目的としてつくられた薬とはちがい、病気を治す即効性はありません。過大な期待をしないようにしましょう。
からだに必要な栄養成分は、通常の食事でとるのが基本です。毎日3食の食事の栄養バランスがよく、栄養成分量も十分であれば、サプリメントを用いる必要はありません。また、子ども用のサプリメントも多く出回っていますが、栄養は食事でとるべきで、必要ないでしょう。
ただ、忙しいとき、病気などで十分な食事がとれないとき、肉体疲労がはげしいときなどは、サプリメントで手軽に必要な栄養成分を補給するのも方法です。
しかしその場合も、サプリメントはあくまでも食事を補うものと考えて利用するようにします。「サプリメントを飲んでいるから、食事がおろそかでもだいじょうぶ」というのでは、本末転倒です。
サプリメントは1錠中に多量の栄養成分を含んでいます。ですから手軽に必要量をとれるわけですが、ビタミンA(レチノール)やビタミンD、ビタミンEなど、とりすぎると過剰症がでる成分もあります。とくに妊娠中は要注意です。妊婦がビタミンAを過剰に摂取すると、胎児に影響を与えるという報告もあります。
決められた用量を守るのはあたりまえとしても、最近はふつうの食品にも特定の成分を増強した栄養強化食品が多く、知らず知らずのうちに多量に偏った栄養素をとってしまうことがあります。サプリメントを飲んでいるときは、食品の栄養成分表示をよく見るようにしましょう。
また、栄養ドリンク剤の多くにはアルコールやカフェインが含まれていますから、薬との併用は避けてください。アルコールは薬の作用を増強し、カフェインは薬の作用を増強する場合と抑制する場合とがあるからです。よくかぜ薬を飲みつつ、栄養ドリンク剤で栄養補給をする人がいますが、これは危険です。薬と併用する場合は、栄養ドリンク剤にアルコールやカフェインの含まれていないものを選びましょう。
また、肉体疲労と消化不良解消のためにというように、複数の栄養ドリンク剤をいっしょに飲むのも避けること。含まれているアルコールやカフェインを多量にとってしまう可能性があります。
サプリメントも栄養ドリンク剤も、健康の維持・増進を目的とし、不足しがちな栄養成分を手軽に補えるようつくられた「栄養補助食品」です。サプリメントは、形状が錠剤やカプセル剤と同じで薬と似ていますが、あくまでも特定の栄養素を補う目的でつくられた食品です。特定の病気を治すことを目的としてつくられた薬とはちがい、病気を治す即効性はありません。過大な期待をしないようにしましょう。
どんなときに飲む?
からだに必要な栄養成分は、通常の食事でとるのが基本です。毎日3食の食事の栄養バランスがよく、栄養成分量も十分であれば、サプリメントを用いる必要はありません。また、子ども用のサプリメントも多く出回っていますが、栄養は食事でとるべきで、必要ないでしょう。
ただ、忙しいとき、病気などで十分な食事がとれないとき、肉体疲労がはげしいときなどは、サプリメントで手軽に必要な栄養成分を補給するのも方法です。
しかしその場合も、サプリメントはあくまでも食事を補うものと考えて利用するようにします。「サプリメントを飲んでいるから、食事がおろそかでもだいじょうぶ」というのでは、本末転倒です。
●サプリメントを飲むときに注意すること
サプリメントは1錠中に多量の栄養成分を含んでいます。ですから手軽に必要量をとれるわけですが、ビタミンA(レチノール)やビタミンD、ビタミンEなど、とりすぎると過剰症がでる成分もあります。とくに妊娠中は要注意です。妊婦がビタミンAを過剰に摂取すると、胎児に影響を与えるという報告もあります。
決められた用量を守るのはあたりまえとしても、最近はふつうの食品にも特定の成分を増強した栄養強化食品が多く、知らず知らずのうちに多量に偏った栄養素をとってしまうことがあります。サプリメントを飲んでいるときは、食品の栄養成分表示をよく見るようにしましょう。
また、栄養ドリンク剤の多くにはアルコールやカフェインが含まれていますから、薬との併用は避けてください。アルコールは薬の作用を増強し、カフェインは薬の作用を増強する場合と抑制する場合とがあるからです。よくかぜ薬を飲みつつ、栄養ドリンク剤で栄養補給をする人がいますが、これは危険です。薬と併用する場合は、栄養ドリンク剤にアルコールやカフェインの含まれていないものを選びましょう。
また、肉体疲労と消化不良解消のためにというように、複数の栄養ドリンク剤をいっしょに飲むのも避けること。含まれているアルコールやカフェインを多量にとってしまう可能性があります。
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