獣皮様母斑(じゅうひようぼはん)

どんな病気?


 巨大色素性母斑とも呼ばれる先天性の大きな黒いあざ(あざ・ほくろ)で、表面に剛毛が生えています。メラノーマ(皮膚悪性腫瘍(しゅ・よう)(皮膚がん))を発生する可能性が高いため、できるだけ早い切除手術が必要です。

治療


 患部を切除し植皮をしますが、患部が広範な場合は、ティシュ・エキスパンダー法を用います。まず、健康な皮膚の下にエキスパンダーと呼ばれるシリコン製の風船を入れます。ここに生理食塩水を注入し、風船をふくらませると、皮膚が徐々に伸びてきます。数か月かけて十分に皮膚が伸びたら風船を抜き、この伸びた皮膚であざを切除した欠損部分をおおいます。

あなたへのひとこと


 生まれたお子さんがこの病気の場合、早めに形成外科を受診し、手術時期を相談しましょう。きれいになるので悲観しないで。

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