色素性母斑(黒あざ・ほくろ)(しきそせいぼはんくろあざほくろ)

どんな病気?


 一般的に直径1cmくらいまでのものをほくろ、それ以上のものを黒あざといいます。どちらも自然には消えません。黒あざは生後すぐにみられ、ほくろは成長とともに出ます。

症状


 黒あざは、褐色から黒褐色の境界がはっきりした色素斑で、からだのどこにでもみられ、大きさや形はさまざまです。あざの表面がたいらなものや盛り上がったもの、毛が生えている場合もあります。
 たいらで大きい黒あざは巨大色素性母斑、かたい毛を持つのは有毛色素性母斑、からだの大部分を占めるほどの黒あざに毛が生えている獣皮様母斑などもあります。
 小さいほくろは、成長とともに現れ、思春期に急増します。色素細胞のない手のひらや足の裏にあるほくろには、注意してください。まれに悪性黒色腫(皮膚がん)の場合があるからです。
 多くの場合は心配ありませんが、ほくろやあざが急に大きくなったり、出血したり、ただれてくずれてきたら、悪性黒色腫を疑って、早く皮膚科の専門医を受診してください。

治療


 悪性化や美容上の問題がなければ、ほうっておいていいでしょう。
 治療には切除や植皮術などの外科的処置が必要ですが、最近ではレーザー治療(あざ・ほくろ)の効果があがっています。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

関連するキーワード

色素性母斑 黒あざ 色素斑 ほくろ 巨大色素性母斑 有毛色素性母斑 皮膚がん あざ 悪性黒色腫 獣皮様母斑 レーザー治療 植皮術 外科的処置
ベビカム医学大辞典
powerd by babycome