尋常性白斑(しろなまず)(じんじょうせいはくはんしろなまず)

どんな病気?


 皮膚の色が抜けて、その部分が白い斑点になる病気です。すべての年齢層にみられます。

症状


 最初は、親指の先ほどの大きさの白斑が2~3個みられますが、少しずつ数がふえて広がっていきます。
 放置すると、白斑が急激に広い範囲にふえることもあります。痛みやかゆみなどはありません。

原因


 皮膚の色素のメラニンをつくる細胞のはたらきが止まるために起こります。原因ははっきりしていませんが、自己免疫疾患が考えられています。
 これは、皮膚のメラニン色素をつくる色素細胞に対して免疫反応がはたらくもので、自分のからだの一部であるにもかかわらず、色素細胞を攻撃してこわしてしまうため、皮膚の色が抜けてしまうというものです。

治療


 紫外線療法、ステロイドの外用・内服などを行いますが、確実ではなく、薬の副作用の心配もあって治療は困難です。
 再発しやすく、治療は長期にわたります。かならず医師の指示に従って、根気よく治療しましょう。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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