どんな病気?
ふだんは閉じている耳管が、つねに開放状態になり外界と鼓室(鼓膜の奥にある小さな部屋)とのあいだを空気がいったりきたりします。自分の声が強く響いたり、耳がふさがった感じがしたり、難聴が起こります。
原因
成人では、がんなどで急激に体重が減少し、耳管周囲の脂肪細胞が減少した場合や、耳管を閉じる軟骨の弾力が低下して起こります。原因がわからないものもあります。
治療
耳管粘膜を腫れさせて、耳管の内腔をせまくするために、ホウ酸とサリチル酸の混合粉末を耳管内に噴霧したり、耳管咽頭口部にアテロコラーゲンという物質を注入して治療します。
あなたへのひとこと
耳管狭窄症と症状が似ているため、診断は専門医の検査が必要です。
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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。