コンタクトレンズの注意(こんたくとれんずのちゅうい)

 1972年末にコンタクトレンズの販売許可が下りて、約30年がたちます。最初のコンタクトレンズ世代が老眼になりはじめ、最近は遠近両用コンタクトを使う人がでてきました。
 遠近両用コンタクトは、レンズを同心円状に分け、中心部に遠用、外側に近用、中間に移行部を設けたタイプ、レンズの上部を遠用、下部を近用とし、回転しないようにしたタイプなどがあります。見え方には個人差があるので、メガネほどよく見えないと感じる人、慣れればメガネよりも違和感が少なく、自分に合っていると感じる人など、いろいろです。
 ところで、コンタクトレンズは、直接角膜についているように見えますが、潤滑液として涙が介在します。そのため、装着すると涙の交換率が減少し、角膜に負担がかかります。
 角膜は知覚に鋭敏ですが、慣れるのも早く、変化が起こっても症状がでないことがあるのです。とくに、ソフトコンタクトは装用感が少ないため、つい長時間装着してしまい、角膜を傷つけやすくなります。また、使い捨てレンズを指示期間を超えて装着している人が少なくありません。
 コンタクトレンズは、装用時間などの注意を厳守し、定期的に眼科医の診察を受けて使いましょう。カラーコンタクトの場合も、ほかのコンタクトレンズの注意と変わりません。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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