鼠径ヘルニア(脱腸)(そけいへるにあだっちょう)

どんな病気?


 もものつけ根にある鼠径部に、腸などの腹腔内臓器の一部が入り込む病気です。生まれつきの場合が多く、また高齢者にも起こります。

症状


 乳幼児の場合、泣いたりいきんだときに、股のつけ根あたりにやわらかいふくらみができるので、お母さんにもわかります。腸が出ていないときはほとんど症状がなく、出ているときは局所の不快感や鈍痛があります。

治療


 自然に治ることは少なく、確実に治すには手術しかありません。

あなたと家族の方へ


 押しもどせば、腸は腹部にもどりますが、もどせなくなると腸閉塞の状態になり危険です。これを嵌頓ヘルニアといいます。ヘルニアのある子が、急に火がついたように泣いたり吐いたりしたら、この病気を疑い、すぐ受診します。

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掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

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